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若林正俊の投票ボタン問題に関する浅尾慶一郎と岩上安身の議論

2010年4月2日、自民党の若林正俊が議員辞職しました。
理由は青木幹雄前参院議員会長の代わりに投票ボタンを押していたことが発覚したためです。
この問題は自民党内部で誰も擁護する議員も現れず、本人も潔く議員辞職したため大きな話題になりませんでした。

しかし、みんなの党の浅尾慶一郎はTwitterで非常に不可解な発言をしました。

スクリーンショット

おそらく民主党の批判をしたかったのでしょう。
しかし、この発言は参議院規則を知らない人の発言です。

参議院規則の第6節「表決」の第135条に「表決の際に、現に議場にいない議員は、表決に加わることができない。」と書かれています。
これは今回、若林正俊が行った違反行為です。

そのため、2010年4月1日に若林正俊への懲罰動議が提出されています。
そして、若林正俊は自主的に議員辞職しました(そのため、懲罰動議は取り下げられました)。

今回、若林正俊が行った行為は第18章「懲罰」の対象であり、政治家が絶対に行っていはいけない行為なのです。
浅尾慶一郎は少し規則を軽視しているような気がします。

一方、「会派で賛否が決まっている事案」というのは与党が提出した法案を指します。
現在、連立与党は参議院で過半数の議員がいるので、野党だけで抗っても法案は通ってしまいます。

しかし、野党の議員も当然国民が選んだ人たちです。
法案に反対の議員は結果が分かっていても投票する責任があるのです。

浅尾慶一郎は「結果が決まっている法案で自民党議員が横の人の投票ボタンを押すこと」を軽視しています。
最終的な結果が決まっていれば、過程で発生する問題は全て関係ないのでしょうか?

この時点で多くの人からTwitterで批判されますが、フリージャーナリストの岩上安身からも批判されています。
浅尾慶一郎も謝罪すればいいのに、何故かこれ以降のつぶやきは議論を逸らそうとし始めます。

次に「親やゼネコンから不明朗なお金をもらう」というのは、民主党の鳩山由紀夫と小沢一郎のことです。
この部分は何も間違っていません。

しかし、最後の「どちらが有権者に対する裏切り行為なのだろうか?」という部分が問題です。
当然ながらどちらも有権者に対する裏切りであり、大小は関係ないのです。

浅尾慶一郎のつぶやきは「若林正俊はこの程度の問題で議員辞職したのに、鳩山由紀夫と小沢一郎は議員辞職しないのはおかしい」という風に解釈できます。
今回の問題と鳩山由紀夫と小沢一郎の問題を無理矢理リンクさせた結果、非常に理解できないつぶやきになりました。
「会派で賛否が決まっている事案」と言ってしまい、まるで若林正俊の問題はさほど重くないかのようにつぶやいてしまいました。

岩上安身との議論の一連の流れをまとめてくれているサイトがあるので、そちらを参照ください。

Togetter - まとめ「若林議員問題に関する浅尾慶一郎氏と岩上安身氏の議論」
上記サイトのスクリーンショット

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